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言語聴覚士(ST)が病院を辞めたいと思ったリアルな本音【実体験】

転職

病院で働く言語聴覚士(ST)はストレス過多だと思いませんか?
毎朝がこの世の終わりのようで、重いからだを引きずりなんとか職場へ向かう日々。患者さんの前では何とか取り繕い、夜は「もう無理かもしれない」と何度も泣きました。
私も、現在ST歴14年ですが同じ気持ちで「つらい」「もう辞めたい」と悩んだ経験があるので分かります。
この記事では、病院で働くSTが辞めたいと思う原因とモヤモヤを晴らすヒントを実体験をもとにお伝えしていきます。

言語聴覚士(ST)が病院を辞めたいと思う瞬間

  • 責任が重い
  • 業務量や残業が多い
  • 給料が安い・上がらない
  • 他職種との連携が負担
  • ミーティングや勉強会が多い
  • スキルアップについていけない
  • 患者や家族との信頼関係の構築が大変
  • 人間関係の悪化

上記のような理由で、言語聴覚士を辞めたいと思ったことがある人は多いのではないでしょうか。
特に、STのリハビリ領域で責任の重い内容といえば『嚥下』ではないでしょうか?
「食べることはできない」という判断をするときや、命に直結する嚥下訓練を行うときはプレッシャーが重くのし掛かります。本人や家族からも「食べられるようになりたい」という強い要望を受けることも多いですよね。
また、理学療法士(PT)や作業療法士(OT)と比べると人数が少なく、業務負担や残業が多くなりがちです。
院内では医師や看護師、看護助手、栄養士、MSW、PT、OTなど様々な職種との情報共有や連携が必要になり、コミュニケーションが苦手な人や人間関係が荒れている職場環境の場合、大きなストレスとなります。
また、常に進歩し続ける医療現場では、そのスキルアップのために自腹で勉強会に参加したり、常にアンテナを張っていなくてはならないという緊張感もあります。
これだけ社会的な需要と責任が大きな職種であるにも関わらず、給料は高いとは言えず昇給も微々たる程度。院内で評価されるわけでもなく、実態と現実の不釣り合いにモヤモヤが募りますよね。
『辞めたい』と感じるのは当然の感情だと思います。

病院勤務を辞めようと思ったリアル体験談

わたしが病院勤務を辞めようと思った大きな理由は3つです。

  • 病院の方針に不満があったから
  • 体育会系なリハビリテーション科の雰囲気に付いていけなくなったから
  • 働き方が自分の性格にあっていなかったから

病院の方針に不満があった

わたしの務めていた病院では、利益や院長のプライドのために少々ムリな要望を押しつけられることがよくありました。
日々の業務をこなすだけで精一杯なところに、追い打ちをかけるようにタスクが増えていき心身ともに疲弊していました。
「こんなに仕事しているのに給料は上がらない」「残業代が出ない」「患者さんのためじゃなく利益のためにする仕事のモチベーションを保てない」など、心の中は不満でいっぱいでした。

体育会系なリハビリテーション科の雰囲気に付いていけなくなった

リハビリテーション科にはスポーツ経験がある人が多いためか、少々体育会系なノリが私には合いませんでした。
職場にもよるのですが、例えば以下のようなときは帰りたくて仕方なかったです。

  • どんなに時間が遅くなっても勉強会を続ける
  • 飲み会で親睦を深めようとする(新人は幹事をし参加しないといけない雰囲気がある)
  • 先輩の言うことは絶対(上下関係が厳しい)

最近はこういった風潮は大分少なくなってきたと思いますが、未だ悪しき風習が残っており共感する人もいるはずです。もちろんすべてが無意味だとは思いません。しかし、仕事以外の時間も先輩と過ごす窮屈な気持ち苦手な飲み会の雰囲気にムリに合わせるメンタルの消耗は、わたしには耐えられないものでした。

働き方が自分の性格にあっていなかった

急性期がメインの病院でしたので、急にリハビリの処方箋が出ることは当然ありました。医師から「今日のお昼ご飯から評価して~」と言われ、昼休憩返上で仕事した日も少なくありませんでした。
急性期ならではのリスク管理、リハビリをすすめていくスピード感、本当に大丈夫かな?と不安を抱いたまま退院や転院していく患者さん・・・
これらは急性期病院なら日常的なものですが、実際に働いていくうちにそのスピード感や緊張感がストレスとなり、自分に合っていないことが分かりました。

気付き、そして退職を決意する

初めのうちは、病院や科の要望に応えらず、他者とのコミュニケーションが苦手な自分が悪いのだと思い、「わたしの能力不足だ」と自分を責めていました。
しかし上記のような、病院や職場環境への不満・人間関係などは自分の力では変えることが難しいと気付きました。また、努力しても自分の肌に合わないものに無理矢理合わせ続けることは不可能だと気付いたのです。
言語聴覚士(ST)とはいえ、ひとりの人間ですから個性や性格もあり、合う・合わないがあるのも当然です。自分らしくSTの仕事を続けていける方法があるのではないかと考えるようになり、病院を退職する決意をしました。

自分らしい働き方を見つける

退職を心に決めてからはしたことは以下の2つだけです。

  • 無料の転職支援サイトに登録して情報収集する
  • 理想の働き方・労働条件を考える

無料の転職支援サイトに登録して情報収集する

リハビリ職専門の転職支援サイトに登録すると、質の高い豊富な求人情報をみることができます。いろんな職場・働き方・労働条件があることに気付き視野が広がります。またエージェントに依頼すれば、以下の面倒なやり取りを請け負ってくれるため、転職のハードルがぐっと下がりますよ。

  • 見学や面接のアポイントメント
  • 人間関係などの内部情報を得る
  • 給与の交渉

登録したからといって、しつこい連絡やムリに転職をすすめてきたりはしないので安心してください。

理想の働き方・労働条件を考える

情報収集しながら、どんな環境と働き方なら自分らしくSTの仕事を出来そうか考えてみましょう。分野だけでなく施設によっても、求められる仕事や役割がまったく違うので、幅広い視点で考えてみることがポイントです。

  • 分野や領域(小児や回復期、病院、老健など)
  • 正社員/パート/派遣/契約
  • 年収
  • 休日数
  • 自宅からの距離(引っ越しの有無)
  • その他(職場の雰囲気、業務負担など)

このあたりを明確にしておくと転職活動もスムーズにすすめられるでしょう。

まとめ

言語聴覚士(ST)の仕事は世の中で大変必要とされている職種です。まだ数は多いとは言えず、一人あたりの負担も大きく大変なお仕事です。
「つらい」「辞めたい」と感じながらも、他の誰かが変わることの出来ないこの仕事を続けているあなたに尊敬の意を表します。
「辞めたい」と思うことに罪悪感を抱く必要はありません。転職することは逃げではなくステップアップです。
自分らしくSTを続けられる方法はきっと見つかります。あなたの今後のご活躍とご多幸をお祈りしております。

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